子供と家で遊ぶ・自由研究に、枝を使おう【いろんなネタあり】

子供とのおうち遊びに、枝でできる遊びのよさ

自然の材料
自然の材料で工作をしよう

皆さん、毎週来る週末、子供とどんなことをして過ごしていますか?
毎週お出かけも大変だし、お金も掛かるし…
家での時間をもっと充実させたいな、と思うことはありませんか。

今回は、庭木や拾ってきた枝でできる、
簡単なアートをご紹介します。

なるべく、おうちにある材料・道具でできるよう
考えてみました。

自然の材料で遊ぶことには、様々なメリットがあります。

特に、都会暮らしのご家庭では、意識して取り入れないと
自然に触れ合う機会がもてないかもしれません。

DIYですから、材料に合わせて、アイディアはその人、その子次第

この記事が、「どんなことができるか」の参考になればと思います。

【子供と枝であそぶ】 こんなよさがある!

子供が枝で遊ぶメリットとは

  • 手先や体全体を使うことで脳を育てる
  • 試行錯誤することで脳を育てる
  • 自然には多くの情報量がつまっている
  • 自然のリラックス効果
  • 意外と楽

などにあります。

子供と枝であそぶよさ① 手先や体全体を使う

体を使った遊びは子供の脳によい!
体を使った遊びは子供の脳によい!

子供と枝であそぶときには、ある程度の年齢になったら

のこぎりや、釘・かなづちなどの
道具を積極的に使わせてあげましょう。

手や体、道具を使うことは、子供の脳の発達にとてもいいのです。

指先は「第二の脳」とも呼ばれ、大脳の約1/3と
密接に関わっていると言われていることをご存じでしょうか。

手や指先を使うことにより、脳の多くの部分を刺激して

運動能力、記憶力、思考力、コミュニケーション能力

なども育てると言われているのです。

また、体を使った活動も、子供の脳の発達によいといわれています。

アンデシュ・ハンセン氏による「スマホ脳」という本が
大ヒットして久しいですが、

スマホやテレビなどスクリーンを多く見る子供は
脳の発達がストップし

成績が下がるという研究結果が出ているそうです。

そして、代わり何が子供の脳に良いか…
それは体を使った遊びなのだそうです。

子供と枝であそぶよさ② 試行錯誤する

自分で考えて、トライできる子に!
自分で考えて、トライできる子に!

これは枝に限りませんが、家での自由あそびには、
「試行錯誤ができる」という点があります。

このメリットをいかすために、

こうしないとダメだよ!と、大人が
言いすぎてしまわないように気を付けましょう。
(私もついやりがちです)

例えばノコギリは、「引いて」切るものですが、

初めからこれを徹底しようとすると、
子供が自ら「引かないと切れない」と気づく
チャンス
を逃してしまうのですね。

誰しも、自分で気づいたことはよく身につくものです。

それを、「こうしなさいと言われたからしている」
という体験にしてしまうのは、
非常にもったいないと思いませんか。

子供のうちに、自分なりにトライ&エラーをして
身に着けていく体験
をさせてあげましょう。

私なら、(理想的には、)一度「のこぎりは引いて切るものだよ」と教え、
そのあとはある程度自由にやらせます。


そして、子供が「うまく切れない」と言ってきたときにはじめて、
もう一度丁寧にコツを伝える。

これくらいでいいのでは、と思います。

そばで見ている大人はぐっとこらえて、
子供には、子供だからこそ、失敗や、試行錯誤して学ぶチャンスをあげたいものです。

子供と枝であそぶよさ③ 自然と触れあえる

自然の形は様々
自然の形は様々

自然の枝というのは、ゴツゴツ、すべすべしていたり、
色や形、硬さも様々です。

肌で温度も感じられます。

そういった意味で、人工のオモチャなどと比べると
圧倒的に多くの情報が詰まっています。

子供の脳に、多くの刺激を与えらえることは、一目瞭然ではないでしょうか。

あまりに暑い日や寒い日は無理ですが、

季節を感じながら、自然と触れ合う時間をとるのは、

親子ともにリラックスでき、精神的にもよいことと言われています。

子供と枝であそぶよさ④ 意外と楽

家庭で工作やアートをするときには、おうちの人としては、

「けがをする」「汚れる」「散らかる」…といった
面倒くささがつきまとうものですが、

軍手をするなどの工夫でけがはある程度防げますし、

外で活動すれば、意外とノコギリ系は準備・片付けが楽です。

枝が庭などに散らばりますが、そこは子供のためと割り切り、
アートな雰囲気を楽しむようにすれば、

子供に、他にはない体験をさせてあげられること間違いなしです。

【子供と枝であそぶ】 準備するもの

  • のこぎり
  • 軍手
  • ひも(必要なら)
  • 接着剤(必要なら)
  • アクリル絵の具(必要なら)
  • くぎ、金づち(必要なら)

のこぎり

折り畳み式のこぎり
折り畳み式のこぎり

子供が扱いやすいサイズがよいでしょう。

まだのこぎりを使う年齢でなければ、大人が切ってあげて
切ったものを子供が使うだけでもよいです。

のこぎりを使う年齢は、おうちの方がトライさせたいと思った頃です。

何歳だから使ってよい、というルールは
家庭においては存在しません。

私は、自分の子供には小学1年生で扱わせましたが、
もう少し小さいころからいけたな、と思いました。

のこぎりを扱うのがちょっと怖い、というときには

軍手をはめておけば、枝を押さえる手に
ケガをする可能性も低くなります。

のこぎりの扱い方としては

「引いて切る」「まっすぐに引く」

の2つに気をつけます。

もちろん、最初から上手には扱えなくて当たり前です。

使っているうちに、子供なりにコツをつかんでいき、

何回もやっているうちに、(数年かけて) 気づいたら
当たり前に使える、となっていると理想的ですね。

枝切りはさみ
枝切りはさみ

ノコギリにプラスして、枝切ばさみもあれば

細い枝をちょっと切るのに便利です。

軍手

のこぎりを滑らせて、押さえる手を切ってしまうのを防ぐため。

また、ごつごつした枝を素手で握ると、痛くて
力が入らない場合があるので、軍手があると便利です。

ひも(必要なら)

麻ひも
麻ひも

ある程度太い枝は、園芸用の麻ひもなどでしばるのがおすすめです。

使い方については、後ほど説明します。

接着剤(必要なら)

細めの枝なら、接着剤でくっつけて遊べます。

おすすめ接着剤は

  • カネスチック
  • 木工用ボンド(ボンドタッチ)
  • ホットボンド(グルーガン)
カネスチック
カネスチック

カネスチックは、粘度があり、手についてもこすったり、洗えば簡単に落ちるので
子供に最も扱いやすいでしょう。

固まるまでの時間も早めです。

ボンドタッチ
ボンドタッチ

木工用ボンドと同じように使える、「ボンドタッチ」という商品があります。

これは木や紙だけでなく
プラスチックやペットボトルもつくので
お子さんとの工作に、一つ持っておいて損はないと思います。

また、このような木工用ボンド系のデメリットは、

乾いてしまえば接着力はかなり強いですが、

丸い枝の場合、乾くまでに何かで固定しておかないといけない
という難しさがあります。

平らな板の場合には、接着面があるので
ボンドを付けて置いておけば固まりますが、

丸い枝同士で、押さえてておかないと転がってしまうような場合には
ちょっともどかしさを感じるかもしれません。

マスキングテープで仮押さえなど工夫をすれば、ボンドも使えるでしょう。

グルーガン
グルーガン

ホットボンド(グルーガン)は、ある程度の年齢以上であれば
扱うことができます。

グルーガンを電源につなぎ、樹脂でできている「グルースティック」を押し込むと
ピストル状になっている先端から溶けたグルースティックが出てきて

材料を接着することができます。

出てきたグルーの温度が冷めるとすぐに固まるので
どんどん作業ができるのがよいところです。

また、材料を選ばないので、枝と他の材料をくっつけたい
といった場合にも簡単に解決しそうです。

デメリットはやはり慣れるまでの安全面と、電源が必要な点です。

小さなお子さんの場合には、大人がそばで一緒に使ってあげないと
やけどをしてしまうので気を付けてください。

アクリル絵の具(必要なら)

アクリルと書いてあるものなら何でも​
アクリルと書いてあるものなら何でも

絵の具の中では、アクリル絵の具が、木の枝などの
色の濃いものにもしっかりと発色して塗れるのでおすすめです。

また、アクリル絵の具は、乾いたら水に溶けなくなる
便利な絵の具でもあります。

アクリル絵の具の詳しい特性についてはこちら

くぎ、金づち(必要なら)

くぎや金づちは、丸い枝に打つのは少々難しさがありますが、

枝の下にタオルを敷いて転がりにくくする
などの工夫をすれば、組み合わせて使えるでしょう。

木の枝でできること

長い枝はひもで結ぶ

長い枝は重いので、接着剤でくっつけて立体的な形をつくるのは難しいでしょう。

代わりに、「ひもで結びつける」ということが出来ます。

竹垣の結び方や、
ロープワークを組み合わせたりすることで、
より多くのことが出来るようになるでしょう。

↓こちらの方法が、簡単で取り組みやすそうです。

こちらの「はさみしばり」も、分かりやすい↓
http://www.inaka.com/nagesen/test/01/index4.html

短い枝で

短い枝は、重さも軽いので、比較的小さな規模の工作が自由にできると思います。

例えばログハウスのような形を組んで、小さな家をつくる などです。

接着剤は、先に紹介した

「カネスチック」「木工用ボンド」「ホットボンド」
がおすすめです。

手作りつけペンは、

枝を鉛筆削りやカッターで削り、
先端に墨汁などをつけて、手作りペンをつくれます。

輪切りにして

輪切りにすれば、たとえば

  • 断面に絵を描く
  • ならべる
  • おままごとに使う
  • 他のものに貼り付けてデコレーションする

など、自由な使い方が考えられます。

輪切りの木
輪切りの木

さいごに

以上、枝を使ったいろいろな遊び方の例でした。

実際は、子供の発想で、もっと自由な遊び方ができるはずです。

木や枝を使った工作は、
道具を扱いながら、指先や体の感覚を伸ばせる、
試行錯誤する経験ができる

など、よいところが沢山です。
ぜひ、身近な材料を使って、親子で楽しんでみてください!

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